初心者向け:ググり方についてつらつらと

パソコンやネットに詳しい人はよく「ググれば出てくるよ」って言いますよね。まぁ実際そうなんです。大抵のことはGoogleで検索して調べると分かったりします。でもパソコンやネットをあまり使ったことのない人にとってみると、「そもそもなんて検索するの?」とか「なんて質問すればいいの?」とかってなるんじゃないかと思います。ということでここではGoogle検索するときに意識しておくべきことを書いてみたいと思います。ただし結構長いです。読むのが面倒な人は最後のまとめだけ読んでください。

はじめに:Google検索が目指すもの

たとえばヱヴァンゲリヲン新劇場版で13号機がもっていたあの2つの槍の名前が知りたかったとしましょう。もしそれを知りたくなったそのときにエヴァに詳しそうな人が隣にいれば何の問題もありません。その人に聞けば良いわけです。きっと答えてくれるはずです。でも知ってそうな人がいなかったとき、おそらく最も早く答えを得ることが出来るのはGoogle検索です。

ではそのときにどのように検索すればいいのでしょうか?いまさら聞けないGoogleハミングバードまとめ (前編) (1/2):MarkeZine(マーケジン)という記事にこんな記述があります;

実は、筆者は10年ほど前にボストンの検索エンジンイベントでGoogleのアルゴリズムの開発者が登壇した際に、「Googleはどこに向かっているの?」という質問を投げかけました。 その時の回答が「Googleは人間と会話ができるような検索エンジンを目指している」というものでした。10年の歳月をかけて、このハミングバードアップデートによって、Googleの究極のテーマがいよいよ始動したということなのでしょうね。

検索エンジンが目指す未来!90%に影響「Hummingbird」が実装! | アフィリエイト初心者のためにSEOをやさしく教えるブログにもこんな引用があります;

このアップデートでは自然言語の質問文(単語を並べた検索ではなく)を高速に解析し、それに応じた適切なコンテンツとランクを判断して回答を提供するアルゴリズムが実装されている

ハミングアップデートって何?って人はググってください。あと『自然言語』っていうのは人間が話す言葉のことで、日本語とか英語とかです。大事なのは『Googleは人間と会話ができるような検索エンジンを目指している』『自然言語の質問文(単語を並べた検索ではなく)を高速に解析し、それに応じた適切なコンテンツとランクを判断して回答を提供する』という部分です。これがGoogle検索が目指しているところです。どういうことかというと、もしGoogleが目指す完璧な検索エンジンが完成すれば、そのときに検索窓に入力するのは人が話す言葉そのままになるだろうということです。もっと言えばおそらくその頃には音声認識もいまより遥かに進歩しているでしょうから、頭に浮かんだ疑問を口に出してそのままパソコンに投げかけてやればいいんです。攻殻機動隊の世界が実現していればきっと口に出す必要すらありません。完璧な検索エンジンであればそれで答えを返してくれるはずです。

試しに検索してみよう

さっきの記事の引用に『Googleの究極のテーマがいよいよ始動したということなのでしょうね。』とあるように、現時点ではGoogle検索はまだ完成していません。でもとりあえずその未完のGoogle検索に質問を投げかけてみましょう。さっきのヱヴァンゲリヲンの例がこちらです。検索窓に人間が話すような言葉っぽいのを入力してみました;

スゴくないですか?一番上に表示されているページのタイトルに「ロンギヌスの槍」「カシウスの槍」って出てます。3番目のページ(緑文字で示されているアドレスがdetail.chiebukuro.yahoo.co.jpってなってるのでこれはyahoo知恵袋のページです)のタイトルにも「ロンギヌスの槍」「カシウスの槍」ってのが入ってます。答えが分かりましたね。

Googleの検索結果とは?

ちょっとここで注意しておきたいことがあります。さっきの検索結果でブラウザには何が表示されていたでしょうか?それはWebページの一覧です。『検索した人が知りたい情報が載っているのはおそらくこのWebページだろう』とGoogleの検索エンジンが判断したページの一覧ががずらっと表示されます。質問した答えをずばりGoogleが返してくれるわけではありません。これは大切なのでちゃんと理解しておいてください。エヴァの例でいうと、おそらくこのページになら槍の名前が載っているはずだとGoogleの検索エンジンが判断したWebページの一覧が、タイトル(青文字の部分)、ページのURL(緑色の部分)、そのページの内容の一部(黒文字の部分)とともに表示されます。表示順は検索エンジンがつけた優先順位にしたがっています。きっとあるはず!と判断されたページはより上に、あるかも?って判断されたページはそれより下に、たぶんないやろうけど万が一あるかも?とかって判断されたページはずっとずっと下に表示されます。

Google検索結果のページのどこを見ればいいのか?

検索結果であるwebページの一覧を返すと、Googleはそれ以上何もしてくれません。そこから先は検索した人間に委ねられます。あとは自分でなんとかしてねってことです。現状のGoogle検索は理想には程遠いので仕方ありません。ではさっきの例でどうして答えが分かったのでしょうか?それは表示されてる検索結果のページタイトルの中に「ロンギヌスの槍」「カシウスの槍」というワードを見つけたからです。2つの槍の名前が知りたくて検索したら、槍の名前が2つ出てきたからきっとそれが答えなんだろうと思ったからです。なので自分が知りたいことをGoogle検索したとき、

  1. 検索に引っかかったページのタイトルを見る
  2. 検索に引っかかったページの内容部分を読む
  3. それだけで分からない場合はタイトルをクリックしてリンク先のWebページに飛んで記事を読む

ことで自分が知りたい情報を引き出すわけです。Google検索することに慣れている人は無意識のうちにこういうことをするようになってます。

検索ワードを含むWebページを表示したいとき

さっきのエヴァの例だと、自分が知りたいこと(「ロンギヌスの槍」と「カシウスの槍」)は検索ワードに含まれていませんでした。それでも「ヱヴァンゲリヲン新劇場版で13号機がもっていた槍の名前は何ですか?」というのを検索窓に入力することで、2つの槍の名前が検索結果のページに表示されました。Google検索が頑張ってくれたわけです。でも「この言葉の意味って何?」みたいな場合もあると思います。例えば「カシウスの槍の『カシウス』ってなに?人の名前?地名?」って思ったときです。そういう場合は「カシウスの槍の名前の由来」とかって検索窓に入力すればいいんです;

さっきは槍の名前そのものは検索ワードに含まれていませんでした。それでも答えが分かりました。今回は「カシウスの槍」や「名前の由来」というワードが入っています。そしてそれらのワードが太文字で表示されてるのが分かると思います。Google検索では検索ワードに一致する部分が太文字で表示されます。なのでこの太文字部分を手がかりに検索結果を見ていくことになります。

検索結果のトップに『ロンギヌスの槍、カシウスの槍の由来・意味』っていうタイトルのページが表示されてますね。でもページ内容(黒文字の部分)にはそれっぽいことは書いてません。リンク先に飛べば分かるかもしれませんが面倒です。なので検索結果の下の方を見てみましょう;

ありました!一番上に表示されているページの内容部分に

ロンギヌスとカシウス・・・どちらもキリストに槍を刺した兵の名前が由来ですね

って書いてあります。真ん中からちょっと下のところにも

カシウス、ロンギヌスはともに同じキリストを刺した人(同一人物)の名前でカシウスの槍をキリストにさし、その血を吸ったためロンギヌスの槍と名前を変えました。

ってあります。わざわざどっかのページに飛ぶまでもなく答えが分かりました。

もちろん検索結果に表示されるWebページに飛んでも答えは分かります。さっき一番上に表示されたロンギヌスの槍、カシウスの槍の由来・意味 – タネタンに見にいくと

十字架に磔になったイエスの死を確かめるため、後に聖ロンギヌスの名を持つことになるローマ兵、ガイウス・カシウスが槍でイエスの脇腹を刺したとされている。…「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」に登場するカシウスの槍は歴史上に登場しないが、ロンギヌスの槍と同様にガイウス・カシウスの名前からとったものと推測される。一説によると、キリストを刺す前はカシウスの槍だったが刺した後にロンギヌスの槍と呼ばれるようになったとの話もあるが定かではない。

って書いてあります。基本的には検索結果ページに表示されるタイトルや内容文のところから答えを探して、なければ各ページに飛んでそこの内容を読む、という感じで答えに辿りつけます。

Google検索は単語検索

最初の例では「ヱヴァンゲリヲン新劇場版で13号機がもっていた槍の名前は何ですか?」って入力しました。次の例では「カシウスの槍の名前の由来」で検索しました。違いがあるの分かりますか?2つ目の例では『〜は何ですか?』というのを含めませんでした。これでもちゃんと答えが分かりました。

Googleの検索は単語検索というのが基本です。「何ですか?」みたいなフレーズというのは実は検索エンジンにとってはあんまり意味がありません。試しに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版で13号機がもっていた槍の名前は何ですか?」で検索して、検索結果のページで「何ですか?」というフレーズをCtrl+Fで検索してみてください。検索窓以外に見つからないはずです。「何ですか?」というフレーズをGoogle検索はたいして重要じゃないと判断しているわけです。

でもこれって人間と同じだと思いませんか?誰かに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版で13号機がもっていた槍の名前は何ですか?」って聞かなくても、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版で13号機がもっていた槍の名前って..?」みたいに言った後に困った顔でその人の顔見れば答えてくれると思います。『困った顔でその人の顔を見る』というのはGoogle検索の場合には検索ボタンを押す、もしくはリターンキーを押すということに対応します。もっと言えば「ヱヴァンゲリヲンの…13号機の…あの槍の名前って..?」でも通じると思います。この記事の最初の方で『Googleは人間と会話ができるような検索エンジンを目指している』というが出てきましたよね。Googleが単語検索をつかっているのは人間がそうしているからです。人間でもGoogle検索でも検索に必要なのはキーワードだけです。

ということで助詞みたいなのもさほど重要ではありません。試しに「カシウス 槍 名前 由来」で検索してみましょう;

ページの表示順位は変わりましたが、2つ目に

ロンギヌスとカシウス・・・どちらもキリストに槍を刺した兵の名前が由来ですね。

というのが出てきてますね。ちゃんと答えに辿りつけてます。

「助詞は『さほど』重要ではありません」と言いましたが、単語同士の結びつきが重要な場合(例えば「カシウスの槍」の場合の「の」)には、助詞のあるなしでそこそこ検索結果が変わったりします。例えば「カシウスの槍 名前 由来」で検索すると「カシウスの槍の名前の由来」で検索した場合とほとんど変わりませんが、「カシウス 槍 名前 由来」にするとロンギヌスの槍、カシウスの槍の由来・意味 – タネタンのページなんかは検索結果の1ページ目に表示されなくなります。

なのでこれはひとまとまりのフレーズだろうと思うものに関しては助詞を省かずに検索した方が良いと思います。このあたりのさじ加減は何度もGoogle検索を使っていると自然と身に付いていきます。

覚えておいた方が検索構文

ひとまとまりのフレーズに関しては助詞を省かない方が良いよという話をしました。これをちゃんとやってくれる方法というのがGoogle検索のオプションとしてあります。オプションの中で特に覚えておいた方がいいのは次の2つです;

  • 検索文字を””(ダブルクォーテーション)で囲うと、完全に一致するフレーズを探してくれる
  • 検索文字の前に-(マイナス記号)をつけると、その言葉を含む検索結果を除外してくれる

エヴァの例で見てみましょう。『”カシウスの槍”』と入力すると、「カシウスの槍」というひとまとまりのフレーズを含むWebページだけを表示してくれます。また『カシウスの槍 -ロンギヌスの槍』を入力すると、「ロンギヌスの槍」という単語を含むページは検索結果に表示されなくなります。検索してみてなんか自分が知りたいのとは違うページがいっぱい表示されるなぁっていう場合は、それらのページに特徴的なワードを抜き出してそれに-をつけたものを検索ワードに追加してみてください。

この2つのオプションだけは必ず覚えておいてください。他にもいくつかあるので、興味のある人は検索演算子 – ウェブ検索 ヘルプを読んでみてください。

Webを使った勉強の仕方

これまでは「知らないことをWebで調べる」話をエヴァを例にしてきました。でもGoogle検索で得られるのはそれだけではありません。例えばHTMLについて勉強したい!と思ったとしましょう。本を買って勉強すれば良いかもしれませんが、どの本を買えばいいのか悩むと思います。そんなときはGoogleで検索してください。Web上にはHTMLについて学べるサイトはごまんとあります。そのときの鉄板の検索ワードは「HTML 入門」「HTML 初心者」、もしくは2つを組み合わせた「HTML 初心者 入門」 です。これでHTMLについて解説してくれるサイトがわんさか出てきます。あとは適当なサイトに飛んでそこに書いてあることを読んで勉強すればいいだけです。

本を買うと自分に合わない本だった場合に別の本を買い直したくなりますが、Webなら別のサイトに飛べばすむだけです。これはHTMLに限りません。CSSを勉強したいなら「CSS 入門」とかでググってください。JavaScriptなら「JavaScript 入門」でおkです。本を買うのはある程度知識が増えてからの方が良いと思います。ある程度知識がある状態で本を読むと、そこから新たな知識を得るだけじゃなくて、すでにもっていた断片的な知識が体系化されるからです。

実はWeb上で勉強すると「どの本を買えばいいのか」は自然と分かるようになります。入門用のサイトやちょっとアドバンストな内容を含んだページにはたいてい「この本がおすすめ」みたいなのが書いてあります。そして色んなサイトを巡ってるとそのうち「この本ってどのサイトでも紹介されてね?」っていうのが見つかります。その本こそが買うべき本です。多くの人に読まれて多くの人に薦められている本ってことはつまりそれだけその本が読むに値する良い本だということです。

まとめ

とりあえずは知りたいことをそのまま検索窓に入力してやればいいんです。Google検索はどんどん賢くなってるので、人間が思った疑問に対してそれが載ってそうなWebページを頑張って探してきてくれます。でもって話し言葉を全部入力するなんてのは面倒な上にそんな必要もありません。キーワードだけを並べておけば良いです。人間相手に聞くときも通じますから。『Googleは人間と会話ができるような検索エンジンを目指している』のでそれで十分検索できます。そしてもし答えが見つからない場合は検索ワード自体をちょっと変えてみてください。人に何かを聞いて、自分の欲しい答えがもらえなかった場合は聞き方を変えますよね?それとまったく同じです。あとは検索してみて結果が表示されたら

  1. 検索に引っかかったページのタイトルを見る
  2. 検索に引っかかったページの内容部分を読む
  3. それだけで分からない場合はタイトルをクリックしてリンク先のWebページに飛んで記事を読む

の順で見ていってください。きっと知りたい答えがあります。あとは経験だと思います。どんなことでもGoogle検索する癖を身につけておくと、「どんなワードを検索窓に入力すればより速く情報を得れるか」は自然と身に付いていきます。

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