小学校でもいよいよ始まるプログラミング教育。これからの時代、子供にもやらせたいとお考えの親御さんは多いのではないでしょうか。今回は、子供向けビジュアルプログラミング言語として人気のScratchをご紹介します。

Scratch(スクラッチ)ってなに?

Scratch(スクラッチ)はアメリカのマサチューセッツ工科大学のメディアラボが開発し、無償で公開しているプログラミング言語です。ウェブブラウザー上で誰でも利用することができます。

Scratchでは難しいプログラミング言語は使いません。ブロックを組み合わせて、パズルを組み立てるように簡単にプログラミングができます。

ブロックの中身には「イベント」「ループ」「条件」「演算」「変数」と言ったプログラム要素があり、ゲーム感覚でこれらのブロックを組み合わせながらプログラミングの考え方を学ぶことができます。

対象年齢

8歳〜

使用できる端末

デスクトップ、タブレット
スマホ(閲覧のみ。現時点ではスマートフォンではプロジェクトの作成や編集はできません。)

使用できるブラウザ

デスクトップ
* Chrome (バージョン63以上)
* Edge (バージョン15以上)
* Firefox (バージョン57以上)
* Safari (バージョン11以上)
* Internet Explorerはサポートされていません。
タブレット
* Mobile Chrome (バージョン63以上)
* Mobile Safari (バージョン11以上)

2019年1月に公開されたScratch 3.0ではタブレット端末でも使うことができるようになりました。スマホでは記事作成時点(2020年5月)では閲覧のみ可能でプロジェクトの作成や編集はできません。 また、Scratchアプリを使えばインターネットに接続せずオフラインで使用することができます。

Scratch でできること

自分だけのオリジナル作品を作ることができる

Scratchを使って、自分だけのゲーム・アニメ・オリジナルの物語を作ったり、音楽やアート作品を作ることもできます。自分が考えたものが実際に動いたりゲームとして動かせたりするのはワクワクしますね。

世界中のユーザーに作品を公開することができる

ユーザー登録をすると、作った作品を公開して世界中の他のScratchユーザーに共有することができます。また、他のユーザーが公開している作品で遊んだり、いいねをつけたり、コメントを書き込むことができるなど、世界中のScratchユーザーと交流することができます。また他のScratchユーザーが公開している作品を「リミックス」することもできます。

プログラミングの概念・思考を学ぶことができる

ブロックを組み合わせて、自分の作品作りを楽しみながらプログラミングの概念や思考を学ぶことができます。また、Scratchは創造的な思考力が育まれるように作られています。

Scratchを開発したミッチェル・レズニック教授は『ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則』の著者であり、子供達が幼稚園で積み木やフィンガーペイントなどの遊びを通して学ぶようなプロセス ”Creative Learning Spiral” (創造的学びのスパイラル) が21世紀の社会において重要となる Creative Thinking (創造的思考) を育むと唱えています。

【出典】All I Really Need to Know (About Creative Thinking) I Learned (By Studying How Children Learn) in Kindergarten web.media.mit.edu

I think of it as a spiraling process in which children imagine what they want to do, create a project based on their ideas, play with their creations, share their ideas and creations with others, reflect on their experiences – all of which leads them to imagine new ideas and new projects

【出典】All I Really Need to Know (About Creative Thinking) I Learned (By Studying How Children Learn) in Kindergarten web.media.mit.edu

まずはアイディアを想像・発想(Imagine)し、次はそのアイディアに基づいて創造(Create)します。創造したもので遊び(Play)、それを他の人と共有(Share)して経験したことを振り返り(Reflect)、また次の発想(Imagine)へと繋がります。

Scratchでは、自分の作品を想像・創造し、遊び、他者と共有してフィードバックを受けて振り返ることもできるので、この”Creative Learning Spiral” (創造的学びのスパイラル) にもとづいた学びができるんですね。

次回以降、実際にScratchを使ってみる方法をご紹介していきます!